脇の多汗症の治し方|薬や病院での治療と自力で脇汗を止める方法

脇 多汗症
交感神経の失調により、体温とは関係なく汗が過剰分泌される多汗症。この症状は、脇にもみられます。

今回は、脇の多汗症かどうかをチェックする方法、治療法、そして自分で汗を止める方法を紹介します。

汗かき=多汗症ではない!多汗症かどうかチェックしてみよう

多汗症 男性
脇汗がいつも気になってしまうという人は、多汗症かどうかをチェックしましょう。

例えば、夏場はいつも脇のところが汗ジミになって周囲の目が気になって落ち着かない人や、白シャツや下着の脇の部分がいつも黄ばんでしまう人、緊張するとドッと汗が溢れる人は多汗症の疑いがあります。

自分は上記の例にあてはまる!と思った人は、以下をチェックしてみてください。

多汗症の症状や生活習慣に関するチェック

8つの項目を挙げていますので、ひとつひとつ確認してみましょう。

  • ストレスを感じやすく緊張しやすいタイプである
  • 肉料理や揚げ物など油っこい料理が好き
  • 睡眠が不規則で慢性的に不足している
  • 喫煙・飲酒の習慣がある
  • 満員電車など人が密集する場所では脇汗がたれてくる
  • 緊張すると自然に汗が溢れ出す
  • シャツの脇がすぐに黄ばんでしまう
  • 肘まで脇汗がたれることがよくある

8項目中4項目以上が当てはまる場合は、多汗症の疑いがあります。

多汗症の重症度もチェック

多汗症の重症度を見る場合に、自覚症状のレベルから判断するHDSSが有効です。

この指標は

  1. 全く気づかない、邪魔にならない
  2. 我慢できる、たまに邪魔になる
  3. どうにか耐えられる、しばしば邪魔になる
  4. 耐えがたい、いつも邪魔になる

という4段階で自覚症状を分類。3、4にあてはまる場合が、重症な多汗症とされています。

また、発汗量を測定して重症度を判断する方法もあります。一般的なのはヨード紙法で、軽症ではよく汗をかく指・指腹・手掌の部分でヨードが反応して変色し、重度になると手全体が黒く変色するといった具合です。

脇の多汗症は病院の何科に相談すればいい?

皮膚科

多汗症の治療は、基本的には皮膚科が担当します。

ただし、場合によっては別の科での治療になることもあります。

脇の多汗症は皮膚科か美容皮膚科がおすすめ

脇汗の多汗症は、皮膚科や美容皮膚科での治療がおすすめです。評判の良い専門クリニックなら、経験・知識も豊富で安心して任せられるでしょう。

ただし、以下のような原因によって多汗症を発症している場合、皮膚科ではない他の科へ相談する必要もあります。

原因 診療科目
バセドウ病・自律神経失調症、糖尿病など 心療内科・内科など
ホルモンバランスの乱れ、更年期障害 婦人科、内科など
ストレス、緊張 心療内科や精神科

また、肥満や喫煙・飲酒も多汗症の原因の一つです。その場合は、一度皮膚科を受診し、生活習慣改善の努力をしましょう。

全身や顔の多汗症の場合は?

脇以外にも多汗症の症状が出る箇所があります。例えば、顔からの体調の汗、背中やうなじの汗、手や足からも大量の汗が出ることが多いです。

その場合も皮膚科が基本ですが、症状が酷い場合はペインクリニックのボツリヌス療法が効果的でおすすめです。

脇の多汗症の治療方法

ボトックス
では、具体的に脇の多汗症を治療する方法をチェックしていきましょう。現在では効果の高い治療法がいくつかあります。

  • 塗り薬:塩化アルミニウム外用療法
  • ボツリヌス菌毒素(ボトックス)注射
  • レーザー・超音波治療(ウルセラドライやミラドライなど)
  • 飲み薬:プロバンサイン(抗コリン剤)など
  • ワキガにも効果的な剪除法・摘出法
  • 胸腔鏡下交感神経遮断術(ETS)

①塗り薬:塩化アルミニウム外用療法

塩化アルミニウムが脇の汗腺内に浸み込むと、汗成分などのタンパク質を凝固させ、タンパク質の塊で汗腺に栓をします。これで汗の量が抑制されます。

脇に塗るだけなので自宅で手軽にケアでき、治療費も格安です。

②ボツリヌス菌毒素(ボトックス)の注射

塩化アルミニウムなどでも改善しない場合は、美容皮膚科やペインクリニックのボトックス注射が有効です。この成分は交感神経の働きを阻害して、脇汗を抑えます。

施術は20分前後で3~6ヵ月効果があります。また治療費には健康保険が適応されます。

③レーザー・超音波治療

美容皮膚科などではミラドライやシェービング法といったレーザー・超音波治療が人気で、手術痕もダウンタイムも心配ない安全な治療法です。

【私のイチオシ】ウルセラドライ


美容外科整形外科川崎中央クリニック公式HP
画像引用元:美容外科整形外科川崎中央クリニック公式HP

FDA認可のUlthera Systemという超音波治療器で、脇の汗腺に一極集中的に熱エネルギーを照射し、発汗機能を不全にする術式です。これによって発汗の抑制とワキガの改善も期待できます。

施術時間はクールダウンを含めて30分前後、熟練の医師であれば半永久的に効果持続が可能です。治療費相場は25〜30万円で、保険外治療となります。

ミラドライ

ミラドライの画像

ミラドライもまた、超音波を脇の汗腺へ照射させて組織破壊をさせる術式です。一旦破壊した汗腺が再生する確率は低く、長期の効果が期待できます。

施術は1時間前後、ダウンタイムも短時間の日帰り手術です。治療費相場は20~30万円で、保険適応外です。

④飲み薬:プロバンサイン(抗コリン剤)など

プロバンサインは交感神経の発汗指令を阻害する薬です。服用後は4~6時間効き目が持続します。ただし咽喉の渇きや便秘や目のかすみなどの副作用に要注意です。

⑤ワキガにも効果的:剪除法・摘出法

脇の多汗症の治し方に直視下剪除法があります。メスで皮膚切除をし、汗腺をひとつひとつ手作業で切除する術式です。手術は2時間程ですが、しばらくは安静にして患部を保護しなければなりません。

治療費は保険適応で5万円前後。ただし切除痕や色素沈着の心配があるので、腕の良いクリニックを選びましょう。

⑥胸腔鏡下交感神経遮断術(ETS)

脇汗を止める方法として、内視鏡で胸部の交感神経節の一部を切除する治し方があります。この手術は胸部外科や呼吸器科やペインクリニック科で行われています。

施術時間は1時間前後、費用は保険適応で10万円ほど。ただし脇汗の効果には賛否両論で、あまりおすすめしません。

自力で脇汗を止める方法

制汗剤
脇汗を自分で止める方法は以下の4つが一般的です。

  • 効果の高い制汗剤を使う
  • 自律神経を整える
  • ストレスを溜めない
  • 体質改善をする

①効果の高い制汗剤を使う

最近は市販の制汗剤が多く販売されています。なかでも、有用成分に塩化アルミニウムやプロパンテリンなどが配合された制汗剤は、セルフケアに最適です。

【皮膚科の治療でも使用】デトランスα


デトランスα

画像引用元:デトランスα公式通販サイト

デトランスαは夜に塗って翌朝から効果を発揮し、72時間も効果が持続する制汗剤としておすすめです。

この制汗剤は、ワキガ患者の多い欧米で認められている、デンマーク製の塗り薬。天然由来で安全性が高いので安心して利用できます。

②自律神経を整える

自律神経の乱れから交感神経が異常に活性化すると多汗症になります。そこで自律神経を調整するために、腹式呼吸法や軽度の運動を習慣化すると良いでしょう。

小汗を掻く程度の運動を毎日行うだけで、多汗症の緩和になります。

③ストレスを溜めない

強いストレスや過度の緊張が交感神経を活性化させて多汗症を引き起こします。普段から精神安定とリラクゼイションを試みましょう。

そこでヒーリングやヨガ、読書や笑う事を勧める医者も多く、心の癒しでアプローチすると効果的です。

④体質改善をする

肥満や慢性疲労・ストレスの蓄積、それに喫煙壁のある方に多汗症が起こり易いというデータもあります。体質改善によって多汗症は改善されるケースもあるのです。

規則正しい生活やバランスの良い食事を心がけるのはもちろん、疲労回復を促す漢方サプリの服用もおすすめです。

シトラスムース


シトラスムース

画像引用元:シトラスムース公式通販サイト

シトラスムースの有用成分は本来の体調に戻す効果が強く、体質改善をしながら、徐々に脇汗を整えてくれます。

コーンシルクに含まれるカリウムが水分調整をし、また心を落ち着かせる成分のギャバや女性ホルモンと同じ働きをする大豆イソフラボンの力で、体の内側から汗を抑えるおすすめサプリです。

まとめ

脇の多汗症を止める方法・治す方は以上の通りですが、まずは自己チェックの診断を行い、評判の良い市販の制汗剤でケアしてみると良いでしょう。

ただし症状が重度であれば、一回皮膚科等で診察を受けて、適切な治療を施してもらう必要があるかもしれません。

この記事を書いた人

センターグローブ