脇汗は皮膚科の薬で治療できる?病院での脇の多汗症の治し方

脇汗
一年を通して気になってしまう脇汗・脇の多汗症。どんなに素敵なファッションをしていても、脇の部分が汗でビショビショだと気分も台無しです。

今回は、一般的に病院で行われている脇汗・多汗症の対処法と、頼りになる脇汗対策グッズについてご紹介していきます。

悩ましい脇汗・多汗症にはどう対処すべきか頭を抱えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

脇汗・多汗症は病院の皮膚科で相談しよう

病院
脇汗や多汗症に悩んでいる場合、一番おすすめしたいのは病院にいって薬を処方してもらうこと。

一般的に、多汗症には何らかの病気が原因となって汗が出る「続発性多汗症」と、原因が良くわからない「原発性多汗症」の2種類があります。

続発性多汗症の場合、原因を突き止めて、病院の内科やペインクリニック等で対処してもらえば、汗に関する悩みは気にならなくなるでしょう。

では、原因が良くわからない原発性多汗症の場合はどうすれば良いのか。この場合は、皮膚科にいけば多汗症に悩む人向けに塗り薬などを処方してもらえます。

とはいえ、どうして脇汗が出てしまうのか、多汗症なのかどうかは医師の診断を受けないとはっきりわかりません。重篤な病気が原因なのに気づかず脇汗に悩んでいるケースもあります。脇汗・多汗症で困っている場合は、病院へいくのがおすすめです。


美容外科整形外科川崎中央クリニック公式HP
画像引用元:美容外科整形外科川崎中央クリニック公式HP

皮膚科での脇汗治療で用いる薬と治療方法

医者 問診
脇汗・多汗症の治療で皮膚科にいった場合、医師から提示される治し方は、大まかに以下の4つに分けられます。

  1. 塗り薬:塩化アルミニウム:汗をブロックする成分を塗って発汗を抑える
  2. 注射薬:ボトックス(ボツリヌス毒素):汗腺の働きを低下させて汗が出ないようにする
  3. 飲み薬:プロバンサイン(抗コリン剤):「汗を出せ」と指示を出す物質をブロックして発汗を抑える
  4. 手術:剪除法・摘出法:汗腺そのものを切除してしまう

簡単に、各治療法の保険適用の有無と費用相場もご紹介しておきます。

治療の種類 保険適用の有無 費用相場
①塗り薬:塩化アルミニウム ○(診察のみ) 3,000円程度
②注射薬:ボトックス(ボツリヌス毒素) 30,000円前後
③飲み薬:プロバンサイン(抗コリン剤) 1,000円前後
④手術:剪除法・摘出法 × 150,000円~300,000円前後

①塗り薬:塩化アルミニウム

脇汗・多汗症の薬として一番メジャーなのが塩化アルミニウムです。塩化アルミニウムは、汗腺をブロックすることで物理的に汗をせき止める力があるとされています。そのため、多汗症だけでなくワキガ治療などでも良く利用されています。

脇汗の多汗症では、10%~35%の濃度の塩化アルミニウム溶液が治療に用いられます。ただ、人によっては長く使うと肌がかぶれてしまう場合もあります。薬そのものは保険適用外ですが、治療費は保険適用なので、比較的安価に利用可能です。

②注射薬:ボトックス(ボツリヌス毒素)

塩化アルミニウムを使った塗り薬の次に病院で検討されるのが、ボトックス注射。通常、人間は自律神経である交感神経から汗腺へ指令が届くことで、汗をかきます。

A型ボツリヌス毒素と呼ばれる、適度に薄めたボツリヌス毒素を汗腺周辺に注射すると、この「汗を出してくれ」という交感神経からの指示をブロックできるのです。

もともとは保険外の治療でしたが、2010年に脇汗・多汗症治療のガイドラインが更新されたことで、重度の多汗症であれば保険を使って利用できるようになりました。保険を適用した場合、おおよそ30,000円前後で利用可能です。

ただし、おおよそ4ヶ月から9ヶ月ほどで効力が切れてしまうとされているため、定期的な注射が必要になるでしょう。

③飲み薬:プロバンサイン(抗コリン剤)

プロバンサインは、多汗症に対する薬として保険の適用が認められている抗コリン剤です。先ほど「交感神経から汗腺へ指令が届くと汗をかく」という発汗の基本的なメカニズムを説明しましたが、この指令を送り届けるのが「アセチルコリン」という神経伝達物質となっています。

プロバンサインはこのアセチルコリンを抑えるための薬です。「汗をかけ」という命令がブロックされているため、汗を抑えることができるという症例が複数報告されています。

薬は保険適用なので、1ヶ月分で1,000円前後という金額で利用可能です。

④手術:剪除法・摘出法

汗は「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類の汗腺から出てきます。多汗症に悩んでいるなら、汗が出る汗腺そのものを取ってしまえば良いというのが剪除法・抽出法による処置です。

物理的に汗腺を取ってしまうため、脇汗に悩んでいる人にとってとても影響の大きい対処法ですが、多汗症の場合保険の適用はできないと考えておきましょう。通常、保険が適用できる多汗症治療は注射や一部の神経ブロックなどに限られており、汗腺の切除に保険が使えるのはワキガ治療の場合だけだからです。

そのため、多汗症の場合は自由診療となり、費用は病院によって変わります。両脇で150,000円以上は見ておきましょう。


ガーデンクリニック公式HP
画像引用元:ガーデンクリニック公式HP

脇汗治療に保険は適用されるの?

健康保険証
脇汗・多汗症治療を病院で受ける場合、保険は適用できるのかについてもう少し詳しく解説します。

腋窩多汗症(原発性局所多汗症)は治療によっては保険適用

脇汗や脇の多汗症治療を病院で受ける場合、保険適用できるかどうかは病院や症状の重さによって変わってくるため注意しましょう。

今回ご紹介した病院での脇汗対処法4つの内、多汗症で保険が適用できるのは3つです。ただし、保険を適用してもらえるのは正式に多汗症の診断を下されたた場合のみ。

なお、多汗症と診断される条件は、以下6つの内2つ以上を満たしていることとなります。

  • 多汗症の発症が25歳未満
  • 両脇の多汗に悩んでいること(片側のみはNG)
  • 寝ている間はとくに発汗がない
  • 週に1度は多汗が発生している
  • 家族にも同様の症状がある
  • 多汗症で日常生活に問題が出ている

また、ボトックス注射が保険の適用となるのは、多汗症でも重症と判断された場合だけです。それ以外は、基本的に塩化アルミニウムを使った塗り薬が処方されます。

一部の美容皮膚科など自費診療のみの病院もあるので注意

例えば、湘南美容外科などの美容クリニックでは、ボトックスや塩化アルミニウムを処方していても保険診療は行っていません。自費診療で全額負担する必要があります。

脇汗・多汗症の薬は市販されているの?

薬局

病院に行く時間がない人には、なんとか市販薬で対処したいもの。
では脇汗・多汗症の薬は市販されているのでしょうか?
以下で詳しくみていきます。

ドラッグストアや薬局などでは購入できない

ボトックスや手術、病院で処方される内服薬などは、基本的にドラッグストアや薬局にいっても購入できません。

これらの薬は、症状や体質に合わせて利用する必要があるからです。制汗剤の一種として「塩化アルミニウム」が利用されている商品もありますが、病院で処方されるものよりも濃度が低いため、人によっては満足できないでしょう。

【皮膚科の治療でも使われる制汗剤】デトランスα

デトランスα
画像引用元:デトランスα 公式通販サイト

そこで注目したいのが、日本の市販品よりも高い塩化アルミニウム濃度を持つとされているデトランスα」です。デンマーク生まれの製品で、ワキガや多汗症に向けた制汗剤として海外のクリニックドクターからもおすすめされています。

病院にいきたくない、病院にいく時間が取れないという人は、一度デトランスαを試してみてはいかがでしょうか。

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