汗かきは病院の何科を受診する?多汗症ならまずは皮膚科がおすすめ

病院
汗かきと多汗症の線引きは難しいところですが、汗に関する悩みを解消したい方は病院での診断、積極的なセルフケアを試みましょう。

ここでは、そんな悩みを持つ方に役立つ情報をお伝えします。

汗かきで生活に支障が出ると感じるなら多汗症

女性 多汗症
ただの汗かきなのか、多汗症なのか。それはどういう基準で判断いいのかが分かりませんね。実は汗かきと多汗症をはっきりと分ける線引きははっきりとはないと言えます。

本人がどれだけそれを気にしいていて、日常生活の上でそのことに不便を感じているのか。それが基準となるのです。

汗をかきすぎて困るのは、多くの場合、臭いが気になるからではないでしょうか。臭いもその人の主観によってかなり差があります。

臭いが気になって他人とコミュニケーションがとりにくい、電車など他人と接触しやすい環境にためらいがあるといった場合、日常生活に支障があるので、多汗症といえるでしょう。

汗をかく3つの原因


汗の悩みを取り除くには、そのメカニズムを知ることが必要です。

①体温調節のため温熱性発汗

汗の大きな役割はまず体温調節です。暑くなると汗腺から汗出て蒸発しますが、その際に体温を下げることができます。なお、蒸発する前にタオルでふいてしまった場合、体温は下がりません。

また肥満の場合は、皮下脂肪がブロックしてしまうため、痩せている方より多くの汗をかく必要があります。

②ストレスを感じると生じる精神性発汗

緊張したり、恐怖を感じたりすると、手のひらなどにじわっと汗をかくことがありますが、そうした汗を精神的発汗といいます。

精神的発汗は体温調整ではなく、代謝が上がった脳を冷却するためのものです。精神的発汗に悩んでいる場合は、精神療法で治療がされます。

③辛いものを食べたときに出る味覚性発汗

辛いものを食べたとき汗をかくことがありますが、それを見覚性発汗といいます。辛さによる刺激や口腔内の体温上昇を脳が身体全体の体温が上昇したと勘違いするためであるという説があります。

多汗症の種類

女性 汗
多汗症にはいくつかの種類がありますのでご紹介します。

全身性多汗症

身体全体汗をかくのが全身性多汗症。多汗症としては珍しい症状で、全体の10%ほどを占めるのみです。その原因は、薬剤性、循環器疾患、呼吸不全、感染症など、深刻な病気が背景にあることも少なくないので早めに医師の診断を受けるべきでしょう。

局所性多汗症

ほとんどの人、約90%が局所性多汗症にあたります。脳梗塞、精神障害など深刻な原因のある場合もあります。通常、身体の場所によって汗のかきやすさは違うので、特に問題のない場合も少なくありません。

掌蹠多汗症(手や足の多汗症)

手のひらや足の底から多量の汗が出てしまう症状を掌蹠多汗症といいます。軽度の場合は物を持つなどしたときに薄っすらと汗をかく程度ですが、重度の場合は汗がしたたり落ちるまでになりますので、汗で書類などをぬらしやすいなど実生活に影響がでてしまいます。

腋窩多汗症(脇の多汗症)

緊張したり、不安を感じたりする際に脇か多量の汗が出ることを指します。臭いの元となる汗をかきやすい箇所のため、体臭の原因として気になる方は多いようです。

頭部多汗症

頭部は通常でも多量の汗をかきやすい場所。しかも、隠すのが難しいので、人と話すときに出てしまうととても気になります。

顔面多汗症

頭部と同じく隠しにくいですし、女性はメイクが落ちてしまうので、とても困るという方も少なくありません。

多汗症の治療に対応している病院の科は複数ある

女性 汗
多汗症だとした場合、どんな病院の、何科に通えばいいのでしょうか。実際に以下のように多汗症の治療は複数の病院で行っています。

いずれの多汗症も迷ったら皮膚科がおすすめ

上記で記載しました通り、多汗症には複数種類があります。顔面多汗症だったらどの病院でその科なのかなど悩みますね。
多汗症の治療の場合、手術を希望していない場合は、一番気軽なのは皮膚科。病院によっては脱毛やレーザー治療も可能です。もしも手術がしたいという場合でも、医療機関を紹介してもらえます。


美容外科整形外科川崎中央クリニック公式HP
画像引用元:美容外科整形外科川崎中央クリニック公式HP

多汗症専門外来を設けている病院もある

根本的な治療を、専門的な治療を望む方におすすめなのは多汗症専門外来です。決して数が多いわけではありませんが、多汗症専門外来も存在しますので、本格的に診断を仰ぐことで悩み解消が早いうちにかなうこともあります。

他の病気が関連している可能性も

身体の不調、なんかしらの内臓の異常が原因となって汗がでてしまっていることもあります。場合によっては深刻な病気であることもあり得ますので、汗以外にも症状がある場合は特に医師の診断を受けるようにしましょう。

病院で処方される多汗症の薬

錠剤
病院では数種類の多汗症の薬を扱っています。

飲み薬:プロバンサイン

プロバンサインは抗コリン剤。汗をかく場合、働いている神経伝達物質はアセルコリンといいますが、その働きを抑制することで、汗をかきにくくなります。飲み薬でふく用より約60分後から効果が発揮されます。局所多汗症、全身多汗症どちらの治療でも使われますが、他の病気由来の多汗症の場合、処方されない場合があります。

塗り薬:塩化アルミニウム

手の多汗症には有効とされている塗り薬の塩化アルミニウム。汗腺を炎症させますので一時的に汗を抑えることができます。敏感肌の方の場合、肌質に合わないことも考えられますので注意が必要です。

多汗症を自力で克服する方法

睡眠・女性
もちろん、内臓の不調由来の症状の場合、医師の治療が必要。ですが、皮膚科などに行かず、自力でも多汗症に対応する方法もあります。

①自律神経を整える

多汗症は、自律神経のバランスを整えることが大切です。自分でもできるケアとして挙げられるのは規則正しい生活を心がけること。起床時間、睡眠時間を見直すようにしましょう。

②ストレスを溜めない

ストレスはあらゆる病気の引き金になりますが、多汗症もストレスと少なからず関わりがあります。毎日リラックスする時間をもうける、睡眠をしっかりとるといった対策をしてストレスをためないよう心がけましょう。

③効果の高い制汗剤を使う

汗自体を止める制汗剤は、多汗症を克服する方法としては即効性があります。精神的なことが由来だった場合でも、汗がかきにくくなるというのが大きな安心感になり、症状の緩和につながりやすいです。

皮膚科の治療で使う薬と同じ成分「デトランスα」

デトランスα
画像引用元:デトランスα 公式通販サイト

市販のデオドラント製品である「デトランスα」には皮膚科でも治療薬として処方されている塩化アルミニウムが含まれています。安全性はもちろん、効果も期待できますので、病院は敷居が高い、忙しいという方はまず「デトランスα」を試すのもおすすめです。

④体質改善をする

体質改善は一朝一夜でできるものではありませんので簡単ではありませんが、それも1つの対策として有効です。運動、食生活の改善など、さまざまな方面の改善が必要となります。

シトラスムース


シトラスムース

画像引用元:シトラスムース公式通販サイト

困難な体質改善ですので、手助けとなるサプリメントの摂取もおすすめ。シトラスムースは、女性の体調を整える成分がバランスよく配合されています。

多汗症はまず皮膚科で治療を

自分の汗が日常生活に支障があると感じる場合、多汗症であることも。多汗症の場合は、まず皮膚科で治療をおすすめします。また、生活習慣改善など、自力での対策を講じるのも良いでしょう。

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